SBI新生銀行

住宅ローンはオンラインで完結!来店不要のテレビ電話相談とは?

更新日:2023年12月

インターネットから住宅ローンを申し込むのは当たり前の時代ですが、数年前から「申込」だけでなく「契約」もインターネットで完結できる電子契約が当たり前の時代になりつつあります。

SBI新生銀行も電子契約に対応していますが、ネット銀行を中心に住宅ローンの電子契約サービスを提供する銀行は増えてきました。

ただ、住宅ローンの契約には多くの書類が必要であり、契約金額も高額になることから、オンラインのみで契約することに不安を感じる方は少なくありません。

このような不安を解消するサービスとしてオンライン相談があります。オンライン相談を利用すれば、金融機関担当者に不明点を聞きながら手続きを進めることできます。テレビ電話システムが一般化したこともあり、現在は多くの銀行でオンライン相談を実施しています。この記事ではオンライン相談を利用する際に気を付けることについて解説します。

住宅ローンを電子契約で完結できる金融機関は多い

冒頭でも触れましたが、住宅ローンの電子契約はめずらしくはなくなっています。電子契約のメリットは下記の通りです。

<住宅ローン電子契約のメリット>

  • 自宅で手続きができる
  • 手続きの時間が自由
  • 収入印紙が不要

電子契約は、自宅で契約の手続きができるので、全国各地の方が平等に利用でます。インターネット環境があれば自宅の近くに店舗があるかどうかは関係なく契約を進めることができるというわけです。当然、人と接触せずに契約できることになるので、電子契約は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染対策にもなります。

さらに、手続きの時間が自由であることは、忙しい現代人にとって大きな利点といえます。電子契約であれば手続きを金融機関の営業時間外にも行うことができるからです。

また、電子契約を利用することで紙の契約書が発生しないため印紙代も不要になります。

印紙代は借入金額によっては数万円の金額になるので、電子契約は印紙代を節約できるお得な手続き方法ともいえます。

次に電子契約のデメリットを取り上げます。

<住宅ローン電子契約のデメリット>

  • 自分でウェブサイト等を読み込み、商品を理解する必要がある
  • 店舗の担当者に相談できない
  • パソコンが苦手な方は抵抗を感じる

<住宅ローン電子契約のメリット・デメリット>

メリット デメリット
  • 自宅で手続きができる
  • 手続きの時間が自由
  • 収入印紙が不要
  • 自分で商品を理解する必要がある
  • 店舗担当者に相談できない
  • パソコンが苦手な方には抵抗がある

上記の電子契約を選択することのデメリットは、テレビ電話などを使ったオンライン相談を利用することで解消できる可能性があります。

こんな方におすすめ
  • 来店せずに自宅などから返済予定表などを見ながら相談したい
  • 近くに店舗がない
  • 担当者の顔を見て安心して相談したい

住宅ローン契約のオンライン相談とは

オンライン相談は一般的に、テレビ電話で相談する形式です。オンライン相談のメリットは以下の通りです。

画面を見ながら説明を受けられるのでわかりやすい

書面や電話説明のみだとどうしても理解しきれない部分が発生してしまうものです。オンライン相談であれば、店舗で相談するのと同等に商品や手続きのことを理解することができます。

予約制なので待たされることがない

オンライン相談は時間通りに相談がスタートできるので予定を組みやすいというメリットがあります。
金融機関の店舗で相談する場合は、予約をしていないと待たされることもあるでしょう。また、コールセンターに電話をした際に、電話が混み合っていてなかなかスタッフの方に繋がらず、相談を断念したという方もいるのではないでしょうか。
メールの問い合わせは返信にタイムラグがあることがデメリットです。
オンライン相談は一般的に予約制のため上記のようなデメリットが生じません。

パソコンが苦手な方でも安心

パソコン操作が苦手という方にとってもオンライン相談は適しているといえるでしょう。なぜなら金融機関によっては顧客の操作画面を見ながら手続き方法を教えてくれる場合もあります。また、テレビ電話はスマートフォンでも利用できるので、自宅外で利用することも可能です。

こんな方におすすめ
  • 来店せずに自宅などから返済予定表などを見ながら相談したい
  • 近くに店舗がない
  • 担当者の顔を見て安心して相談したい

オンライン相談に必要な設備

ここからはオンライン相談に必要な機器やソフトを解説します。

通信環境、Wi-Fi環境

スマートフォンで参加する場合は多くの通信量を消費してしまうことが考えられるためWi-Fi環境があると良いでしょう。 また、回線が不安定で通信が途切れてしまうと相談がスムーズに進みません。

パソコン、スマートフォン、タブレット及び周辺機器

ほとんどのスマートフォンには、カメラ、マイク、スピーカー機能は搭載されているはずです。しかし、手持ちのパソコンやタブレットにこれらの機能がない場合は、ウェブカメラやスピーカーまたはヘッドセットを外部接続する必要があります。

Skype

金融機関のシステムによっては予めスマートフォンやパソコンにソフトをインストールしておく必要があります。Skypeはマイクロソフト社が提供している通話サービスで、音声通話だけでなくビデオ通話もできます。
使用するためにはアプリのインストールとSkypeIDを取得する必要があります。

ZOOM

ZOOMはコロナ禍のリモートワークの広がりで一気に普及したテレビ電話会議システムです。 ZOOMのアプリを端末にインストールしておけば、アカウントを作成しなくても、主催者が発行したURLをクリックするだけでテレビ電話に参加できます。

金融機関独自のテレビ電話システム

金融機関によっては独自のテレビ電話システムを使用している場合があります。システムによってはソフトのインストールやアカウントの作成が不要な場合があり、パソコンやスマートフォンの操作が苦手な方でも安心して利用することができます。

<オンラインシステムの機能>

インストールの必要 アカウント作成の必要
Skype あり あり
ZOOM あり なし なし
銀行独自のシステム 銀行による 銀行による
  • 筆者調べ

オンライン相談の留意点

便利なオンラインサービスですが自宅以外のスペースで利用する際には、他社に財産内容などを聞かれてしまう可能性があるので、注意が必要です。可能な限り自宅で利用することがお勧めです。

まとめ

オンライン相談の利点と留意点について下記にまとめました。

<オンライン相談の利点と留意点>

利点 留意点
  • 自宅でも利用できる
  • 画面と会話で説明を受けられる
  • 一般的に予約制度なので予定が組みやすい
  • 機器が必要
  • ソフトが必要
  • 通信環境が必要
  • 他者に会話を聞かれない場所が必要

住宅ローン選びのために1日に何件も銀行を回るのは大変ですがオンライン相談を利用すれば、それも可能になります。
オンライン相談の普及によって、消費者は自分に合う住宅ローンをより追求できるようになったといえるでしょう。

執筆者
遠藤様

遠藤功二

えんどう こうじ

  • CFP(R)
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)

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[2024年11月1日現在]